昨夜、音楽のウェビナーに参加していました。
テーマは、テンポについて。
テンポって、そう、音楽の速さのことですね。
それをどうやって決めるかってこと。
もちろん、正解なんてないわけですが。
何拍子かを考える。それから、楽譜に書いてある速度標語を見る。
速度標語に「速く」と書いてあったとする。
でも、あまりにも速すぎると、無味乾燥に聞こえてしまうこともある。
音楽って、歌えないと音楽にならない。
それから、歩く速さで、と書いてある曲について、
事前に自分の歩く速さを考えてみる。
それから曲を聞いてみると、なんだかよくわからなくなってくる。
歩く速さ、といっても、どこをどういう状況で歩いているのか、
ということも大きく関係してくる。
今の日本を通勤のためにせかせか歩いているのと、
散歩でゆっくり歩くのと、さっそうと歩くのと、
はたまたフランスのバロック時代の宮廷で
衣装などを見せびらかせながら歩くのとでは、
まったく感じが違う。
年齢によっても歩く速さは変わる。
自分の歩く速さがゆっくりしすぎていたら、
曲もゆっくりになってしまう。
なるほど、と思いました。
くそ真面目に書いてある通りにやるだけでは、音楽にならない。
自分の内面が、どうしても演奏に出てしまう。
有名な曲だと、耳コピで覚えてしまっていて、
なんとなくこんな感じ、と思っていましたが、
言語化してみると、なるほどな、と思いました。
これって、音楽の話だけじゃないかも。
人生って結局、自分の引き出しをどれだけたくさんつくって、
それを実際にどう使ってどう外に表現していくか、ということなんですね。
そういえば、前回のビオラのレッスンで、曲を
じぶんで弾けるか弾けないかの速さで弾いてしまいました。
思っていることの表現もできないくらいの速さ。
これは、速度記号や拍子云々よりも、
ただの練習不足と、速度をコントロールできないという技術不足?
むしろ、今の自信のなさが見事に表現されてしまった???
音楽のテンポの話で、これだけの話になってしまうんですね。
昨日、改めて感じました。
つくづく音楽って奥が深いなと思いました。
私も、自分にはまだできない、と思うよりも、
自分もこれからどんなことを表現してこうか、
皆さんに何をどのように伝えていこうか、ということを
あらためてじっくり考えていきたいと思っています。
ちなみに、くすりについても、
テンポ、スピードって大事です。
くすりのテンポ、スピードって何って?
それは、くすりが体の中にどれくらいとどまっているか、
ということに関係します。
それは、1日に飲むくすりの回数でほぼ決まります。
1日何回飲むか。
もちろん、くすりによって、いいスピードがある程度決まっています。
個人の体質や体調によっても変わってきます。
音楽もくすりも、テンポ、スピードって大事です。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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